相続の知識
~相続の基礎知識:知っておくべき4つのポイント~
相続は、亡くなった方(被相続人)の財産や権利・義務を、ご家族などが受け継ぐ手続きです。円滑に進めるための基本事項をまとめました。
1. 「誰が」相続人になるのか(法定相続人)
法律で定められた相続人の範囲と順位は以下の通りです。
- 配偶者: 常に相続人となります。
- 第1順位: 子(亡くなっている場合は孫)
- 第2順位: 直系尊属(父母や祖父母) ※第1順位がいない場合
- 第3順位: 兄弟姉妹(亡くなっている場合は甥・姪) ※第1・2順位がいない場合
2. 「何を」相続するのか(相続財産)
現金や不動産だけでなく、マイナスの財産も含まれます。
- プラスの財産: 現金、預貯金、不動産、有価証券、貴金属など
- マイナスの財産: 借入金、住宅ローン、未払いの税金など
- 非課税・対象外: 墓地・仏壇、生命保険金(受取人指定がある場合)など
3. 「どう」相続するのか(3つの選択肢)
相続開始を知った日から3ヶ月以内に判断する必要があります。
- 単純承認: すべての財産(プラス・マイナス共)を引き継ぐ。
- 相続放棄: すべての財産を引き継がない(家庭裁判所への申述が必要)。
- 限定承認: プラスの財産の範囲内でマイナスの財産を弁済する。
4. 主な手続きのスケジュール
- 7日以内: 死亡届の提出
- 3ヶ月以内: 相続放棄・限定承認の検討
- 10ヶ月以内: 相続税の申告・納税
- 期限なし(速やかに): 遺産分割協議、不動産の名義変更(相続登記)
5.その他
- 農地の相続について農業委員会への届出(相続を知った日から10ヶ月以内)
- 2024年4月より相続登記の義務化